中村英之牧師の証し

イエス様とともに生きて~主イエスこそわたしの逃げ場~   

 

「あなたはわたしのもの、わたしはあなたの名を呼ぶ・・・

                    わたしはあなたと共にいる。」                                                                  イザヤ43:1~2

 

 わたしはいじめられっ子でした。それも小学2年生から中学3年生まで、8年間もいじめを受け続けてきたのです。たしかに死ぬことも考えました。でも今考えれば、この期間ほどに、わたしは人間の生と死を深く考えたことはありませんでした。

 

 いじめられる理由があるにしろ、ないにしろ、いじめること自体は悪いことです。相手にどんな理由があるにしろいじめてはならないのです。またいじめている人にも、悲しみの心と思い出がずっと残ってしまうのです。ともかく人間だれも逃げ場が必要なのです。

 

 わたしの逃げ場は教会でした。そしてイエス様でした。教会のみんなはわたしの友となってくれました。そして主イエス様の言葉はわたしに明日を生きる勇気と力を与えてくださいました。わたしは何よりもまず主イエス様に祈り、神に助けを求めればよいことを知りました。それだけで、わたしの心は平安が与えられました。

その中で与えられた聖書の言葉は

 

   「敵を愛し、迫害する者のために祈れ」マタイ5:44

 

この言葉はわたしの生涯の宝の言葉です。憎み続ける生活には、全く救いはないのです。

ある時、わたしはいじめる子を憎むのではなく、彼らのために神に祈ることに決めました。

 

 わたしが主イエスを救い主として信じて洗礼を受けたのは、小学4年生の時でした。イエス様しかわたしを守ってくれる方はいないという、強い思いからです。いじめられている子は、だれにもその苦しみを言えないのです。洗礼を受けた瞬間、何とも言えない感動が湧いてきました。この時から、イエス様が私と共にいて、必ず守ってくださると信じ、明日を生きることができるようになりました。イエス様はご自身の命をもって、わたしを死より救ってくださったのです。も主イエス・キリストというお方がいつも、わたしと共にいてくださっています。主イエスを信じる者にはだれでも神が共にいてくださるのです。

 

 だから、今わたしはどんななかでも、平安であり、希望をもって生きることができます。すべてを創造し、支配者しておられる神、そしてわたしたちに命を与えてくださったこの神が共にいてくださることほど、造られた人間にとってこんなに平安で、心強いことがあるでしょうか。また命は自分のものではありません。命はあなたに与えてくださった神様のものです。そして、あなたを愛するゆえに、あなたを救うために代わりに主イエスは十字架で死んでくださったのです。あなたは神からそれほどまでに愛されています。

 

 このように、たしかに神はあなたのためにも、永遠の命を、神の御国を用意しておられるのです。どうか是非、あなたも、主イエス・キリストを信じて、神の共にある永遠の命の生涯を歩み出してください。